CountrySoulの音楽台帳

管理人のお気に入りディスク紹介

♬Toussaint McCall『Nothing Takes The Place Of You』(1967)

f:id:countrysoul:20210907224123j:plain

前回のアップから10日以上も経過してしまいました。今月から新しい仕事が始まり、今は覚えることが多くて頭の中は仕事のことでいっぱい。じっくり音楽を聴く時間も取れないほど疲れてしまいすぐに寝てしまうからです。新入社員あるあるですね。さて、ネタは何にしようかと考えましたが、困ったときは自分のハンドルネイムに立ち返り、CountrySoul的な音源を紹介したいと思います。カントリーミュージックソウルミュージック、両者は歴史的に見ても親戚関係にあり、特にカントリーの根底にはサザンソウルの血が流れているとも言われたりします。ソウルミュージックのなじみ深いレーベルであるStaxの創設者であるJim Stewart、HiやGoldwaxの創設者であるQuinton Claunch、Fameの創設者であるRick Hallは皆カントリーバントの経験者であることからも近い関係が伺えますね。相互のカバー曲を思い浮かべると、ソウルシンガーによるカントリーソングのカバーについてはアルバムが何枚も編集できるほど多くの曲が出て来ますが、逆については即時に思いつくものが少ないですかね。2000年代のR&Bまで範囲を広げれば、Brian McKnightの"Back At One"はMark Willsにカバーされ、カントリーヒットしています。この他にカントリーシンガーによるソウルのカバーはないかと探していたところ、ようやく本作の紹介にたどり着きました。時代は1967年まで一気に遡りますが、アルバムタイトル曲である"Nothing Takes The  Place Of You"はToussaint本人によりNo.5 R&Bヒットを記録しています。その後ウェスタンスィングバンドのAsleep At The Wheelによってカバーされ、1976年にカントリーでマイナーヒットしています。 Toussain McCallの曲は、あまりゴツゴツしたブラック色の濃い曲は少なめで、むしろ憂いのあるオルガンをバックにしっとり歌いあげるバラード系の曲が多いです。ちなみに彼はオルガン弾きでもあります。オリジナルアルバムについては私の知っている限りこの一枚のみですが、他にも出しているのであれば是非聴いてみたいですね♬


www.youtube.com


www.youtube.com