CountrySoulの音楽台帳

管理人のお気に入りディスク紹介

♬The Persuaders『Best Thing That Ever Happened To Me』(1974)

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サザンソウルに代わって、70年代以降ノーザンソウル系のグループが隆盛を極めました。結成された地域によって大きくフィリー系、シカゴ系、ニューヨーク系に分かれているようですが、それぞれどういった音楽的違いがあるのか、自分は今でも良く理解出来ていません(^^;  The Persuadersはニューヨークで結成されたグループですが、この3作目でフィリーサウンドに接近したと言われています。リードヴォーカルであるDouglas Scottの、芯のある懐深い歌声は真に聴き手を魅了します。アルバムタイトル曲でもある"Best Thing That Ever Happened To Me"は、The Persuadersでもスマッシュヒットしましたが、Gladys Night & the Pipsで大ヒット(Pop3位、R&B1位)となりました🎶

【Pick Up】♬Best Thing That Ever Happened To Me


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♬New Trolls『Concerto Grosso Per I』(1971)

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プログレは詳しくないんですが、一時収集していた時期があり、ブリティッシュロック以外ではジャーマンロックとイタリアンロックを好んで聴いていました。New Trollsについては、この『Concerto Grosso Per I』と『Concerto Grosso Per II』(1976)を所持しており、IのA面4曲(第1楽章〜第4楽章)と、IIのA面3曲(VivaceAndante〜Moderato)までを合わせて一つの作品と考えられているようです。因みにIのB面は一連の組曲とは関連性のない、20分余りのインプロヴィゼーションとなっています。特に本作はプログレ史上でも名盤の一枚とされており、A面は映画のサントラにも使用されていました。ピックアップ曲の第3楽章は、ヴァイオリンソロ、オーケストラ、ギターの絶妙な絡みに魅了されます🎶

【Pick Up】♬Cadenza Andante


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♬The Outlaws『Lady In Waiting』(1976)

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The Allman Brothers Bandを筆頭に、70年代に隆盛を極めたサザンロックの一角を担ったグループ。南部ロックスタイルに西海岸的な美しいハーモニーを取り入れた個性的なバンドでした。本作は2枚目となります。バンドの中心人物であるHenry Paulは3作目を発表した後脱退し、"Heny Paul Band"を結成して数枚のアルバムを出しています。また、90年代半ばには"Black Hawk"というカントリーグループを結成してチャートを賑わしました。ピックアップ曲は個人的にアルバムのハイライトと思っているカントリーソング🎶

【Pick Up】♬Girl From Ohio


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♬Brewer&Shipley『Down In L.A.』(1968)

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"One Toke Over The Line"のヒットで有名なフォークロックデュオのファーストアルバム。二人ともアメリカ中西部の出身ですが、デビュー作はLAで制作され、A&Mから発売されました。バックはHal BlaineやLeon Russellなどのいわゆる"Wrecking Crew"と呼ばれるLAのスタジオミュージシャンで固められ、二人のフォーキーで美しいハーモニーが意気揚々と奏でられた名盤です🎶

【Pick Up】♬Dreamin' In the Shade(Down In L.A.)


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♬Ben Harper『The Will To Live』(1997)

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十数年前に知人からBen Harperを教えてもらって初めて『Welcome To The Cruel World』を聴いた時は、病体から絞り出すような独特な歌い方に、既存のブルースやソウルシンガーにはない、独自の世界観を感じたものです。本作は3枚目のアルバムですが、Benが両親の影響で幼い頃から聴いていたカントリー、フォーク、ブルース、Led ZeppelinJimi Hendrixなどのクラシックロックの要素を咀嚼しながらも、結果的に唯一無二の存在感を示す、完成度の高いアルバムとなっています。ピックアップ曲は、ファンクをBenの解釈で具現化した快作🎶

【Pick Up】♬Mama's Trippin'


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♬Stephen J. Preston『Fat Tuesday's Gonna Be Sweet』(2008)

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この人のバイオや音楽的コネクションについては全く不明なんですが、鍵盤弾きのシンガーソングライターで、大抵のCD販売店Spotifyなどでも聴くことができます。アルバムジャケットはちょっとあれですが笑、中身を聴けばE.L.OやBen Foldsを連想させるポップ色豊かな雰囲気を堪能できます。また、次作の『A Different Landscape』からは壮大な大地を想起させるカントリーロック的な作風となっています。良い曲を書くので、もしかしたら著名なアーティストに曲提供などしているかもしれませんね🎶

【Pick Up】♬Hey B.Ob


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♬k.d. lang & the Reclines『Angel With A Lariat』(1987)

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もう四半世紀以上前ですが、中野サンプラザに観に行きました。ポップに転向してさらに成功したけど、やはり敬愛するPatsy Clineを歌うk.d.が個人的には最高🎶

 【Pick Up】♬Three Cigarettes in an Ashtray 


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